120 BPM by Philipp Mueller

color: MULTI

￥8,250税込

375ポイント

スイス人フォトグラファー、フィリップ・ミュラー（Philipp Mueller）の作品集。
1993年、彼自身は当初そのシーンの門外漢でありながらも『Sputnik』や『Forecast』といったスイスのアンダーグラウンドカルチャー誌のフォトグラファーとして雇われ、チューリヒのレイブシーンを仕事としておよそ10年にわたり撮影することとなる。その後、彼の実家で眠っていた莫大な写真たちが2021年にまとめられ日の目を見ることとなった。

スイス・クラブシーンの全盛期（今や世界最大のテクノパーティ「ストリートパレード」の初開催時のものなども）が生々しく前のめりに切り取られた本作に写るレイバーたちのスタイルは、例えばレイブの“本場“イギリスのそれと比べると個性的でファッショナブルなバイブスが感じられる。作者曰くそれはインターネットがまだない時代、「外国で何が起きているのか」を『THE FACE』や『VOGUE』などをソースとすることで画一的ではない個性的なスタイルのコミュニテイーが創出されたのだという。

本書には作者の写真の他、彼が当時寄稿したレイブ誌やファンジンからの切り抜き等も収められている。